音楽関係

提供:gorosabaWiki
○○、シンセ説から転送)
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音楽関係とは、ごろごろさーばーその他スレッドの一つであり、音楽について話し合うスレッドである。スレッドの絵文字は「🔊」。「音関民」とはこのスレッドでよく話すメンバーのこと。

概要

2023年12月28日、GorozinMoku21の提案で設立された。会話の内容は自由。好きな音楽を発表したり(後述)、作曲、耳コピ[1]等を行っていて、2024年10月現在ごろ鯖最多のメッセージ数を誇っている。このページでの「音楽関係」は全てこのスレッドのことを指す。

音関民/シンセ民

音関民とは、音楽関係スレッドによくいる人の総称である。またシンセ民とは、音楽関係スレッドによくいるシンセ好きのことである。"音関民"は"シンセ民"を含むが、"シンセ民=音関民"ではないことに留意が必要である。

2024年版ポスター。

主な制作物

楽曲

・27.mp3

2024年1月8日、Gorozinにより「27」と呼ばれる曲が投稿される。そして12日に、この曲でPV合作を作ることが決定した。Takaden28が前半、A1 daoが中半、Moku21が後半を作成することになり、制作が進んだ。(なお完成したとは言っていない)

そしてその年の10月1日、27のGorozin本人によるリメイクが投稿された。

・夜明けの逆説

2024年7月13日、Moku21が没になりかけたメロディを投稿。そしてその僅か4時間後、Gorozinによりクオリティの高いアレンジが投稿された。

さらに2日後の7月15日、MVが作られた。また、タイトルをごろ鯖文芸部に依頼し、文芸部と音楽関係の相性の良さが発見された。

(https://discord.com/channels/1093081990410014803/1195692650620276786/threads/1262405163050733698/1262405163050733698)

モジュラーシンセ[用語 1]

Liminal Highwayのカバー画像。

・Liminal Highway

6月27日、Moku21が投稿したCGをきっかけにGorozinが曲を作る。このころからCardinal、VCV Rack[シンセ 1]を使ったモジュラーシンセが話題に上がるようになった。

(https://discord.com/channels/1093081990410014803/1195692650620276786/threads/1256618520725291079/1256618520725291079)

耳コピ

DAW[用語 2]やモジュラーシンセを使い、既存の曲の耳コピ・アレンジをすることも人気のジャンルである。(実はこのスレッドができる前に既に制作されていたジャンルらしい)

コンテスト系

2024年9月に開催された"楽器指定音楽会"

第1回楽器指定音楽会

24年8月に開催され、Green end100GorozinA1 dao、bonkura、Moku21(遅刻)が参加した。同じ楽器のみを使って、違う印象の曲が出来るかを検証したものである。

(https://discord.com/channels/1093081990410014803/1278355791233028136/1278355791233028136)

シンセサイザー

シンセサイザー(以下、シンセと略す)とは音色を合成する電子楽器の一つで、1950年代にコンピュータ音楽が誕生して以降、様々なアーティストがこれを用いて楽曲を制作するようになった。

音楽関係スレッドにおいて、シンセはかなり重要な役割を果たしている。2024年6月頃にGorozinが無料のソフトシンセであるSynth1[シンセ 2]を紹介してから、音関民のうち一部のシンセ好き(シンセ民)が音楽関係スレッドのメッセージ数の大半を占めることになった。

種類

シンセサイザーには様々な種類があり、以下にはこの音楽関係スレッドで多く用いられるものを示す。

減算合成[用語 3]

FM合成[用語 4]

○○、シンセ説

第一回(Rev1,10/17)で完成した構文。「車、シンセ説」から始まり、「根拠① 音が出る」などのこじ付けがなされる。音関民のなれの果てである。

シンセサイザー症候群

ごろごろさーばー音関民に多い病気、症候群の一種。主な症状に

  • 縦スライダーがARP 2600[シンセ 7]に見える
  • ゲームを開こうとすると手がLMMS[用語 5]に移っている
  • LMMS[用語 5]を開くとSynth1[シンセ 2]のロードを無意識に行っている
  • ただのつまみがシンセに見える

等が報告されている。

よく使われるシンセ

音関民は学生が多いため、無料のソフトシンセサイザーがよく利用される。特にSynth1は音楽関係に多くの影響を与えている。

音関標準価格表記

MS-25のロゴ(白色)。

(音関標準・MS単位系とも)

音関単位と円の相互変換ソフト

音関標準価格表記とは、シンセ民から生まれた狂気の価格単位である。現在では2025年1月8日に改訂されたMS-25(20250108)系が使用されている。音関標準、MS単位系、音関単位とも略される。

概要

2025年1月7日、Gorozinが楽器を販売するサイトであるサウンドハウスを暇つぶしに見ていると、YAMAHA MONTAGE M8X[シンセ 9]がサウンドハウスで買うと509300円なことを発見し、そこからキリのいい値段のシンセを単位に使おうという話題に発展する。そうして狂気の音関単位が生まれた。

同日深夜に単位系が仮完成し、さらに表記法をとカタカナ読みを加えたMS-25(20250108)系が翌日1月8日に完成した。

単位系

Music Standardからイニシャルを取り、MS単位系とも言う。KORG MS-20[シンセ 4]とは全く関係ない。

それからMoku21によって日本円と音関単位を変換するソフトが作られた。ソフトのロゴのフォントはMS-20と同じである。 なお、価格表記という名前だが、利用用途は価格に限らない。

表記

MS-25 [2025年音関標準価格表記(Music Standard 2025/20250108)]では、以下のように定められている。

音関標準価格表記(MS-25/20250108)
単位 英名 円変換 由来 備考
ハモド hamd 10⁶(100万)円 Hammond XK-5[シンセ 10]から。 標準単位。
トラス trs 5*10⁵(50万)円 Sequential Trigon-6[シンセ 11]から。
ファエ fae 2.5*10⁵(25万)円 Roland FANTOM-08[シンセ 12]から。
ネオ neo 10⁵(10万)円 KORG KingKORG NEO[シンセ 13]から。 標準単位。
ティアーレ tre 5*10⁴(5万)円 Roland TR-08[シンセ 14]から。
ドクヴァ dqva 10⁴(1万)円 Doepfer A-132-2 Quad VCA[シンセ 15]から。 標準単位。
ドモ dmo 5*10³(5千)円 Doepfer A-180-1 Multiples 1[シンセ 16]から。
ブプン bpmn 10³(1千)円 Make Noise Blank Panel 4HP[シンセ 17]から。 標準単位。
音関単位の変換表。

以上の8つのうち、ハモドネオドクヴァブプン標準単位(10進単位)に定められており、基本的な価格表記ではこの4つが利用される。他のトラス・ファエ・ティアーレ・ドモは伝統単位であり、正式な文書では使用されるが、一般で使用されることは無い。

例えば、565638円をMS-25系に変換する場合、標準単位では

5ネオ6ドクヴァ5.638ブプン

となるが、伝統単位では

1トラス1ティアーレ1ドクヴァ1ドモ1.638ブプン

と表記される。


このように、伝統単位は変換が煩雑化するうえに変換スピードも低下するため、主に公式的な文章でのみ用いられている。

また、ブプン以下の単位が無いため、少数を用いなければ端数を表記できないなどの問題点が提起されているが、そもそも100円のシンセなどない[2]という理由から2025年現在、採用は見送られている。

ごろ鯖新世界

ごろ鯖新世界とは、ごろごろさーばーのボイスチャンネルで(不)定期的に開催されるイベントである。正式名称は「シンセサイザーを触る会」。某キラとは一切の関係が無い。

概要

初回の題名は「シンセ会」。この時Moku21がVCステータスを誤って「新世界」と設定したことから「新世界」の名称が使われるようになった。主な参加勢はGorozinMoku21などの音関民。

過去回

SEQUENTIAL社のProphetシリーズ[シンセ 18]にちなみ、開催回数は「Rev1」などで表されている。

Season1(2024)
開催日 テーマ 内容
Rev1 10/17 「ごろ鯖新世界」 初回。「○○、シンセ説」構文が開発される。
Rev2 10/18 「シンセサイザー・ボコーダー」 "新世界"の名称が定着したのはこの回から。音楽Botがステレオに対応していることが発見される。またボコーダー[用語 6]を初めて扱った。
Rev3 10/19 「実機シンセの 良さを語ろう」 読み上げBotにシンセの名前を覚えさせる会。
Rev4 10/23 「耳コピ会」 音だけでVCをしているメンバーをスポイラーで騙す遊びができた。
Rev5 10/27 「シンセ・コード教室」 Aidao1123が参加。Gorozinが12時間ほぼ連続VC。
Rev6 11/02 「Surge XT 編」 ソフトシンセ・Surge XT[シンセ 19]を触る配信。
Rev7 11/03 「東京楽器博2024 編」 2日から3日にかけて科学技術館[その他 1]で開催された東京楽器博2024[用語 7]の感想を語った。
Rev8 11/06 「FMシンセ 編」 無料のFMシンセ[用語 4]、Dexed[シンセ 6]を触る配信。
Rev9 11/15 「音作り① 編」 Vital[シンセ 8]を使って音作りをする配信。
Rev9.5 11/17 「(臨)モジュラー 編」 ソフトモジュラーシンセをいじる配信。時間が短いためRev9.5の臨時会とされた。
Rev10 11/30 「Synth1 編」 Season1の節目を記念し、音楽関係で最も使われているSynth1[シンセ 2]でクイズ等を行った。
Season2(2024~2025)
開催日 テーマ 内容
Rev1 12/13 「導入編」* Rev2以降の歴史シリーズの導入として、マイナー[3]なシンセサイザーを中心に鑑賞した。
Rev2 12/14 「Moog特集 編」* モーグ[用語 8]シンセサイザーの歴史を辿り、シンセサイザーの動画を鑑賞した。音作り会も実施。
Rev3 01/06 「FMシンセ 編」 Dexed[シンセ 6]を使い、FMシンセ[用語 4]について学ぶ会を行った。
Rev4 01/10 「モジュラー 編」 VCV Rack[シンセ 1]を使い、モジュラーシンセを学ぶ会を行った。また、シンセ○×クイズも行われた。
Rev5 01/20 「Buchla特集 編」* Rev2の東海岸[用語 9]・Moog[用語 8]に続き、西海岸[用語 10]・Buchla[用語 11]の特集を行った。
Rev6 02/06 「ARP・フェアライト 編」* ARP instruments[用語 12]社とフェアライト社[用語 13]のシンセサイザーの特集を行った。
Rev7 02/07 「EMS編」* EMS[用語 14]社のSynthi AKS[シンセ 20]のエミュレートに触れたり、演奏動画を視聴した。
Rev8 02/22 「YAMAHA編」* YAMAHA[用語 15]社の歴史順にシンセサイザーの動画を鑑賞する会を行った。

*...シンセメーカー歴史シリーズ。

好きな音楽発表VC

好きな音楽発表VCとは、文字通り好きな音楽を発表するVCである。不定期にVC1で開催されている。名前のABC順に上から好きな音楽を発表して皆で聴くというもの。

2025年1月13日には、これを発展させ、テーマに沿って音楽を流すVCも開催され、「死ぬ前に聴きたい曲」「癒しの音楽」などのテーマでVCにいる人たちのおすすめ音楽を聴きあった。

2025年3月6日には、さらにこれを発展させ、好きな音楽を前の曲調に合うようにつなげていくイベントが開催され、好きな音楽DJと名付けられた。

深夜の2時間DTM

深夜の2時間DTMとは、主にX(旧Twitter)で行われているイベントである。

深夜の2時間DTM公式アカウントがお題を出し、それに沿って2時間で曲を作るという内容である。

お題の例
  • 花粉症をイメージした曲
  • カスタネットを用いた曲
  • ジャンル:ワルツ
  • 今年のおみくじの結果を曲にする

たまに音楽関係のメンバー(主にGorozin,moku21,green_end)が参加し、互いに曲を作り、聴きあっている。

その他のイベント

CLVC(Computer Love VC)

2024年11月頃から開催され始めた、Computer Love[楽曲 3]だけを聴いて寝る(寝ない)というVC。特に意味はない。

主な参加者

  • Gorozin...スレッド創設時から曲を投稿し続けている。作曲がとても上手い。LMMS[用語 5]ユーザー。
  • Moku21...7月頃からGorozinに教えられモジュラーや作曲を始めた。waveform[用語 16]ユーザー。

リンク

https://discord.com/channels/1093081990410014803/1189865859380940810

沿革

2023年

  • 12月28日:設立。
  • 12月29日:23.mp3-Gorozin・音楽関係最初の曲となった。
7777メッセージを記録した時点の記録。

2024年

な が い ね

  • 1月8日:27.mp3-Gorozin#・27.mp3参照。
  • 4月7日:叫び声/台パン参照。アーイーmadが盛況に。
  • 5月31日:55.mp3[4]-Gorozin
  • 6月4日:このころから作曲勢にMoku21が加わる。
  • 6月15日:アーイーmad第二弾。
  • 6月22日:Liminal HighwayⅠ-GorozinMoku21により後にMVが付加される。
  • 6月30日:ごろ鯖テーマソングのアイデアが出る。なお完成していない。
  • 7月5日:Liminal HighwayⅡ-Gorozin
  • 7月7日:1000メッセージを突破する。[5] 同日モジュラーシンセを教える会が開催され、Moku21が参加した。
  • 7月12日:3.flac-Moku21
  • 7月13日:ambient1-Gorozin・この後この曲で画像編集会が開催される。
  • 同日:夜明けの逆説の原型となったメロディがMoku21により投稿される。
  • 同日:夜明けの逆説-Gorozin・タイトルはGreen end100氏から。2日後にMVも投稿される。
  • 7月15日:solo2-Gorozin・このころから音楽関係が徐々に賑わってくる。
  • 7月16日:画像から作曲会。Moku21ファイル全消失事件。
  • 7月21日:techno1.wav-Gorozin
  • 7月22日:soloproject5.mp3-Gorozin
  • 7月27日:48.mp3-Gorozin
  • 7月28日:Mother(平沢進)[楽曲 2]-Moku21虹(電気グルーヴ)[楽曲 4]-Gorozin このころから耳コピも主要ジャンルに。
  • 8月6日:ed.wav-Gorozin
  • 8月8日:solo9.mp3-Gorozin
  • 8月9日:l21-Moku21・このころからピアノ曲も作られるようになった。
  • 8月20日:モジュラーシンセ[用語 1]・同じモジュール縛り会
  • 8月22日:2000メッセージを突破する。
  • 8月23日:Fallen Ice-Moku21・このころからGreen end100やbonkuraも作曲に参加するように。
  • 8月25日:テクノ-Gorozin・後に4本立てで公開されるうちの1つ。
  • 8月28日:ごろ鯖楽器指定音楽会(#第1回楽器指定音楽会)が開催される。
  • 8月30日:Synth1を教える会。Synth1が広く(このスレの中に)浸透する。またGorozinが初の実機シンセを購入した。
  • 8月31日:The Robots(Kraftwerk)[楽曲 1]-Gorozin・Volca Modular[シンセ 21]での耳コピ。
  • 9月1日:beta.mp3-Gorozin
  • 9月2日:warp to space-Gorozin
  • 9月3日:chill music-Gorozin
  • 9月9日:3000メッセージを突破する。
  • 9月12日:make trance-Gorozin OPNING.mp3-Green end100
  • 9月13日:ambient-Gorozin
  • 9月16日:51.mp3-Gorozin
  • 9月25日:untitled.wav-A1 dao solo15-Gorozin
  • 9月28日:GorozinMoku21がCDを買いにいく。
  • 10月1日:Re:27.mp3-Gorozin 伝 説 の 曲 再 び
  • 10月4日:4000メッセージを突破する。
  • 10月18日:5000メッセージを突破する。
  • 11月3日:Moku21Gorozinが東京楽器博2024[用語 7]に行く。
  • 11月7日:6000メッセージを突破する。
  • 11月10日:Techno Classica-Gorozin
  • 12月4日:Dream of mirrors-Gorozin[6]
  • 12月6日:7000メッセージを突破する。
  • 12月14日:夜の幻-Gorozin
  • 12月16日:Noise of Platform-Moku21
  • 12月17日:7777メッセージを記録する。
  • 12月19日:夕闇-Gorozin
  • 12月20日:8000メッセージを突破する。
  • 12月28日:音楽関係1周年を記録して、特別映像が公開された。 (映像-Moku21・音楽-Gorozin

2025年

  • 1月8日:9000メッセージを突破する。
  • 1月17日:MOTHER(平沢進)[楽曲 2]合唱曲化-Moku21[7]
  • 1月19日:夜霧の町-Gorozin
  • 2月2日:10000メッセージを突破する。
  • 2月13日:11000メッセージを突破する。(1000メッセージにかかった時間は11日で、4000→5000の14日を更新した。)
  • 3月10日:Undernight Music-Gorozin
  • 3月24日:12000メッセージを突破する。

関連項目

注釈・解説

解説

シンセサイザー

  1. 1.0 1.1 1.2 VCV Rack(ブイシーブイラック)|VCV
    2017年にVCVよりリリースされた基本機能無料のソフトウェア・モジュラー・シンセサイザー。2021年にはVer.2が登場した。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 Synth1(シンスワン)|Daichi
    Daichiにより2002年に公開された無料のソフトウェア・シンセサイザー。減算合成とFM合成を組み合わせたもので、著名人も多数利用している。
  3. Minimoog(ミニモーグ)|Moog Music
    Moog Music社が1970年に発売した減算型アナログシンセ。初の手頃な価格のシンセとして発売され、様々なジャンルで人気を博し、シンセの普及に貢献した。Moog社が売却されたのち製造は中止されたが、2016年に復活を遂げた。
  4. 4.0 4.1 MS-20 (エムエスにじゅう)|KORG
    1978年にkorgが発表したモノフォニックシンセサイザー。安価ながらもパッチングができたり、特徴的な歪むフィルターの音を出すことができて人気を博した。2013年にkorgによってリメイクされ、MS-20 miniとなって2025年1月現在発売されている。
  5. DX7(ディーエックスセブン)|YAMAHA
    1983年にYAMAHAから発売されたFM合成のデジタルシンセ。世界初のフルデジタルシンセで、当時には無かったFM音源を搭載し、かつ手の届きやすい価格で販売されたことで、80年代の音楽界にシンセサイザーブームを引き起こし、歴史的な名機として語り継がれている。未来技術遺産00284号登録。
  6. 6.0 6.1 6.2 Dexed(ディクシード)|asb2m10
    1983年にYAMAHAから発売された名機「DX7」を再現したソフトFMシンセサイザー。
  7. ARP 2600(アープにせんろっぴゃく)|ARP Instruments
    ARP Instruments(1981年に破産)が1971年に発売した減算型シンセサイザー。または、KORGが2020~22年に復刻した2600 FS、2600 Mを指す。
  8. 8.0 8.1 Vital(バイタル)|Vital
    基本機能無料のソフトウェア・シンセサイザー。多くの機能を搭載していて、新世界の音再現イベントでよく使われる。
  9. MONTAGE(モンタージュ)|YAMAHA
    YAMAHAの発売しているシンセサイザー。2016年にMONTAGE6が発売。FM音源を進化させたFM-X音源や、AEM2音源を搭載した「ハイブリッド音源」を内蔵しており、同メーカーのフラッグシップモデルとなっている。
  10. XK-5(エックスケーご)|Hammond
    2016年に発売されたHammond社・XKシリーズの一つ。コンボオルガンで、エフェクトやリング・モジュレーターなどが搭載されている。2025年現在XKシリーズの最新版。XK-5本体の価格は約40万円ほどだが、下鍵盤や足鍵盤、スタンド、ベンチなどを加えたフルセットが110万円であることから100万の単位に採用された。
  11. Trigon-6(トリゴンシックス)|SEQUENCIAL
    SEQUENCIAL社が発売しているポリフォニックアナログシンセサイザー。アルペジエーターやシーケンサーなど、多数の機能もついている。SEQUENCIALのprophet-6とoberheimのOB-6にインスパイアされて作られている。
  12. FANTOM-8(ファントムエイト)|Roland
    Rolandが発売しているワークステーション型のシンセサイザー。合計200種類以上のエフェクターやサンプラー、シーケンサーなどここでは書ききれないほど機能が詰まっている。
  13. KingKORG NEO(キングコルグネオ)|KORG
    KORGが発売しているバーチャルアナログシンセサイザー。127タイプの音源をオシレーターとして使うことができ、最大24ボイスが同時発音可能。microkorgと同じようにボコーダーも搭載されている。
  14. TR-08(ティーアールぜろはち)|Roland
    Rolandが発売したドラムマシン。同社が1980年ごろに発売したTR-808というドラムマシンをモデリングしている。808を元にしつつも、裏拍を用いた作りこみが新たに可能になったり、ドラムの音たちをDAWの別々のトラックに出力するパラアウト機能が使えるようになったりと、新たな機能も追加されている。
  15. A-132-2 Quad VCA|Doepfer
    A-132-2 Quad VCAは、Doepferが発売した、4機の独立したVCAを、共通のCVで動かすことができるEurorack対応のモジュールである。CV1とCV2があり、CV2は極性の反転が可能。
  16. A-180-1 MULTIPLES|Doepfer
    A-180-1 MULTIPLESは、Doepferが発売した、入力した信号を分配するマルチプル・モジュールである。Eurorackに対応している。モジュールの表面にプリントされている線でつながっている4つのジャックのうちどれかに信号を入力すると、ほかの3つのジャックからほぼ同じ信号がほぼ同時に出力される。プリント基板上のはんだブリッジを接続すると8ジャックのマルチプルにも変更ができる。
  17. Make Noise Blank Panel 4HP|Make Noise
    Make Noise社が発売しているブランクパネル。表面にはゴールドラインでMake Noiseロゴ、裏面には反転したロゴがゴールドラインの縁取りをされてデザインされている。ロゴのラインは透明な素材でできているため、電源の光などを通す。自作のモジュール制作などにも使える。
  18. Prophet-5(プロフェットファイブ)|SEQUENTIAL
    SEQUENTIAL社が1987年に発売した減算型アナログシンセ。改良を重ねるごとに「Rev2」「Rev3」等と進化していて、さらに10音同時発音可能なProphet-10などの派生機種も存在する。2020年には「Rev4(4期型)」へと進化し、事実上の最新モデルとなった。YMOや久石譲などのアーティストも使用していた名機である。
  19. Surge XT(サージエックスティー)|Surge
    2005年にSurgeが発売、2018年にオープンソース化された高機能なソフトシンセサイザー。膨大なパラメータを搭載しており、多様な音作りが可能である。
  20. Synthi AKS(シンシエーケーエス)|EMS
    EMS社が1971年に発売したシンセサイザー。オプションでキーボードも付属し、折りたためるような構成になっている。マトリックスを使った結線方式で、エレクトロニックや実験音楽で広く利用された。1970年代後半から徐々に価値が高まり、発売当時1ハモドだった価格は現在1ハモド1トラス程度(中古)に上昇している。現在も未だに様々なアーティストが利用しているシンセサイザーである。
  21. volca modular(ボルカモジュラー)|KORG
    2019年発売。KORGのVolcaシリーズの一種。シーケンサーや、デジタルエフェクトを搭載したセミモジュラー・アナログシンセサイザー。ピンケーブルを用いて結線することができる。シンクケーブルを用いて他のVolcaシリーズと連携することが可能である。Gorozinが所有。

音楽用語

  1. 1.0 1.1 モジュラーシンセサイザー(Modular Synthesizer)
    異なる機能を持った様々なモジュールをコードで結線(パッチング)することで音を出すシンセサイザーの種類の一つ。1950年代に初めて開発され、1960年代からMoog(Ⅲcはその見た目から「箪笥」とも呼ばれた)やBuchlaが開発を進め、1976年には日本でもRolandがSystem100を発売するに至った。1970年代後半から、需要は徐々に統合されたキーボードシンセサイザーに移った。その後は実験音楽やアンビエントなどで用いられるようになり、コミュニティが構成され始めた。▽代表的なモジュールにはVCO(オシレーター)やLFO(低周波発振器)、シーケンサー等があり、一般のシンセサイザーとほぼ同じ機能を持っている。通常のシンセサイザーは外部とMIDI信号でデータをやり取りするのに対し、モジュラーシンセサイザーは電圧で音程や信号を送信する。多くの場合、1V=1オクターブとして定められている。▽異なるメーカーのモジュールを同時に利用できるよう、規格が存在する。現在特に多く用いられているのはEurorack(ユーロラック)であり、1995年にDoepferによって規定された。高さ単位であるU(ユニット、3U=128.5mm)や幅単位のHP(5.08mm)、電圧や3.5mmモノラルジャックを用いて接続することが定められ、600社を超えるメーカーからこの企画でモジュールが発売されている。▽通常のシンセサイザーの機能に、パッチングを追加した「セミモジュラー」型のシンセサイザーも存在し、KORGのMS-20やVolcaModular、またマトリックスシステム(コードではなくピンマトリックスを使い結線する)を用いたEMS Synthiなどが存在する。
  2. DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
    デジタルで音声の録音や編集、編曲などができるシステム。起源は1970年代に発売されたフェアライトCMIなどの業務用機とされており、2000年代からソフトウェアとして普及し始め、現在はこちらの意味で広く使われている。▽AbletonのAbleton Live、AppleのLogic Proなど、様々なソフトウェアが発売されており、コンピューターでダウンロードして使うことができる。▽また、レコーディングの際にやり直しが利くことや、ソフトシンセサイザーと連携して打ち込みで制作が行えることなどの利点があり、プロ以外にも作曲を広めることに貢献した。▽DAWとエフェクトやソフトシンセサイザーのデータ受け渡しを担う規格としてVST(Virtual Studio Technology)があり、スタインバーグによって開発された。▽パソコンを使って音楽を制作することをDTM(Desk Top Music)といい、それに用いられるソフトが「DAW」となる。
  3. 減算方式(げんさんほうしき)
    原音から任意の周波数成分を減らす(減算)ことで音色を作る合成方式。倍音を豊富に含む波形を生成し、フィルターで倍音を取り除くことで目的の音色を作ることができる。▽鋸波は豊富な倍音を持ち、矩形波(パルス比が1:1のものに限る)は奇数倍音を含む。三角波は矩形波と同じく奇数倍音を持つが、その量は矩形波より少ない。正弦波は倍音を持たないため、フィルターでは音量が削られるのみとなる。自然界に倍音を持たない音は存在しない。▽"減算"=倍音を削るのにはフィルター回路が用いられる。ローパスフィルタ(LPF)は高音をカットし、ハイパスフィルタ(HPF)は低音をカットする。バンドパスフィルタ(BPF)は中音域を残しカットする。それぞれ閾値を指定し、これをカットオフ周波数と呼ぶ。▽特徴的な音を作り出すためにレゾナンスパラメータが搭載されている場合が多く、カットオフ周波数付近の音を大きくするものである。レゾナンスは極端に上げると自己発振によりサイン波を生じ、発振音と呼ばれる。▽1960年代からVCO、VCF、VCAを用いて音作りを行うアナログシンセサイザーがMoog、Arpなどから発売され、ウェンディ(ウォルター)・カルロスの「Switched-On Bach」のヒット等により、世間に認知されるようになった。▽デジタルシンセサイザーが発展して以降は音色を加工する目的でも使われている。減算方式は新たな倍音成分を作り出せないものの、音高を保ちやすく、他の合成方式と比較して直感的に音作りができるという特徴を持つ。多くのフィルター回路は特性を持ち、それがそのアナログシンセサイザーの特色となることもある。
  4. 4.0 4.1 4.2 FM音源(えふえむおんげん)
    Freqency Moduration(周波数変調)の略。周波数変調で音色を合成する音源。この方式を採用したシンセサイザーでは、DX7(YAMAHA,1983年)などが有名。
  5. 5.0 5.1 5.2 LMMS(えるえむえむえす)
    オープンソースのDAWソフトで、2004年に初版が公開された。非常に軽量であり、Linuxを含む多くのプラットフォームで動作することから、多くの人に愛用している。ごろごろさーばーではGorozinが使用している。
  6. ボコーダー
    ヴォコーダーとも呼ぶ。音声を楽器音として扱うことのできるシンセサイザー・エフェクターの一種で、KORGのVC-10などが有名。独特な機械的な声を生成することができ、様々な曲で使用されている。
  7. 7.0 7.1 東京楽器博2024(とうきょうがっきはくにせんにじゅうよん)
    https://tokyogakkiexpo.com/11月2日・3日に東京・科学技術館で行われた。
  8. 8.0 8.1 Moog Music(モーグ・ミュージック)
    アメリカのシンセサイザー会社。1953年R.A.モーグ社として設立。最初の電子楽器であるテルミン、55シリーズなどのモジュラー・システムを開発。1970年にMinimoogを開発し、音楽界に多大な影響をもたらした。1972年にモーグ・ミュージックに改名されたが、その後ARP社に追い抜かれたことや、さらにSequentiral Circuit社のProphet-5、またRolandやKORGなどの日本メーカーのシェアを奪われたことで業績が悪化し、またYAMAHAのDX7が成功したことでアナログシンセサイザーのシェアが低まったことで、1987年に倒産した。2002年に創立者のロバート・モーグに商標が変換され、またアナログサウンドの人気が再び高まり、同年Minimoog Voyagerを発売して復活。現在もMother32やMoog Oneを開発・発売し続けている。
  9. 東海岸(East Coast)
    1960年代に生まれたシンセメーカー、MOOG社の所在地がニューヨークにあったことから、MOOG社の採用していた減算方式や、キーボード付きなどの特徴を、Buchla社(西海岸/カリフォルニア)に対して俗に呼ぶ。減算方式が主流であり、KORG、ARP、Roland、Sequential等、多くのメーカーがある。
  10. 西海岸(West Coast)
    東海岸に対して、カリフォルニアのBuchla社などに代表されるシンセサイザーの特徴を言う。シーケンサーやタッチプレートを使う実験音楽のような傾向や、FM変調などの様々なモジュールで原音を加工して複雑な倍音を生成する特徴がある。
  11. Buchla(ブックラ)
    [Buchla Electronic Musical Instruments(BEMI)]

    1963年設立。アメリカのシンセサイザー会社で、ドン・ブックラによって創設された。Buchla100シリーズや200シリーズで、Moogに相対する西海岸のシンセサイザーとして人気を高めた。ドン・ブックラは自身の楽器を「シンセサイザー」と呼ぶことはなく(既存の音や楽器を模倣しているという印象を感じたため)、タッチプレートなど、音階に縛られない実験的でユニークな設計のシステムを多数開発した。ドン・ブックラの死後も意志を継ぎ、製品の開発が進められている。

  12. ARP instruments(アープ)
    1969年に設立されたアメリカの電子楽器メーカー。ARP 2600やARP Odysseyなどのシンセサイザーを生産し、70年代にはMoogのライバル会社となった。1977年発売されたARP Avatarが失敗したことで、ARP Chromaを完成させたものの翌1981年に倒産した。2000年代に入り、再現したソフト・シンセサイザーや復刻版がリリースされている。
  13. Fairlight(フェアライト)
    オーストラリアのオーディオ会社。1975年設立。1979年に発売したフェアライトCMIが音楽シーンで広く利用された。現在は録音やミキシングコンソール等のメーカーになる。2016年にBlackmagic Designに買収された。
  14. EMS(イーエムエス)
    正式名称はElectronic Music Studios。1969年ロンドンで設立。1971年にSynthi 100を開発し、さらに翌年Synthi AKSを発売し非常な人気を誇った。コーンウォールに移転後、現在も新しい製品の製造や、またEMS製品の修理も行っている。
  15. ヤマハ(YAMAHA)
    ヤマハ株式会社。1897年に日本楽器製造株式会社として開業し、1987年に現在の名前に改称した。静岡県浜松市に本社を置き、楽器や音響機器、スポーツ用品、インターネット機器、自動車部品など、多数の製品を製造している。またバイクやモーターを製造しているヤマハ発動機は二輪車の部門が独立したものである。▽手がける楽器製品はピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ)、打楽器、電子楽器(シンセサイザーやリズムマシン、電子オルガン――エレクトーンなど)、弦楽器、木管、金管楽器など多岐にわたる。▽ピアノではCFXシリーズなどのグランドピアノなどを販売しており、特にグランドピアノは国際コンクールで使用されるなど大きな位置を占めている。シンセサイザーではDX7やCS-80、MONTAGEシリーズなど、様々な画期的な製品を生み出し、小室哲哉、坂本龍一など、多くのミュージシャンが利用していた。▽子会社による音楽教室やコンサートホールなど、音楽に関わる事業も展開している。▽本社(遠州鉄道八幡駅近く)内にYAMAHAの過去から現代に至る製品や歴史を学ぶことのできるイノベーションロードを設けており、無料(予約要)で見学することが可能である。
  16. Waveform(ウェーブフォーム)
    Tracktionによる基本機能無料のDAWソフト。

楽曲

  1. 1.0 1.1 The Robots(Die Roboter[独])...Kraftwerkが1978年に発表した楽曲。「人間解体(The Man Machine)」に収録。
  2. 2.0 2.1 2.2 MOTHER...平沢進が1998年に宮村優子に提供した楽曲(「魂」に収録)・若しくは平沢によるセルフカバー(「救済の技法」に収録)。
  3. Computer Love(Computer Liebe)...Kraftwerkの1981年のアルバム「コンピューターワールド」に収録された曲。
  4. ...1995年に電気グルーヴによりリリースされた楽曲。国外でも著名の曲となった。
その他
  1. 科学技術館...千代田区北の丸にある博物館。1964年開館。上空から見ると星型で、壁にも星形の穴が開いた独特な建築となっている。1階がイベントスペースとなっており、東京楽器博2024はここで開催された。

注釈

  1. 聞いた曲を譜面に起こすなどして再現すること。
  2. なおブプンにEurorackのブランクパネルが用いられていることにも疑問の声が投げかけられているが、ブプンを廃止すると既にない実用性がマイナスになるという理由から、今後も廃止される見込みはない
  3. この場合、「マイナー」とは短調ではなく"あまり有名でない"という意味で用いられている。
  4. ファイル名は55だがこれは誤字。番号は45である
  5. ここから3か月後に4000メッセージを記録することになる。
  6. このころから、Gorozinが作曲、moku21がジャケットというパターンが増えてきた。
  7. この後Gorozinがソプラノの音域・ソプラノの1オクターブ上で歌う配信が開催される。